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ホットでもアイスでも、緑茶は日本では老人から子供まで広く親しまれている飲み物だが、そのエキスのサプリメントが、最近スポーツサプリメント市場で世界的に爆発的な人気を博している。
このブームが起こったのは、緑茶、もっと具体的に言えば緑茶に含まれる特定のカテキンが、驚くべき抗酸化作用や抗ガン効果を持つと同時に、フィットネス愛好家にとって何よりも重要といえる強力な脂肪燃焼効果があることが最近の研究で明らかにされたからなのだ。
緑茶にはまた様々なカロチノイドとクロロフィルが含まれており、それぞれが抗酸化作用のおまけ付きだ。更にL-テアニンは緑茶に豊富に含まれるアミノ酸であるが、セロトニン、ドーパミン、GABAの濃度およびアルファ脳波の活性を高めて気持ちをリラックスさせる作用があることで知られている。
さて、だれもが関心の高い脂肪減少に戻ろう。緑茶の脂肪燃焼効果に寄与する主な成分は、カテキンと呼ばれるポリフェノール類だが、カテキンには色んな種類があり、その中でもEGCG(エピガロカテキンガレート)と呼ばれるタイプが脂肪燃焼に最も貢献することが解っている。また緑茶には比較的少量のカフェイン(カップ1杯につき推定20mg)が含まれており、これも緑茶の脂肪燃焼効果になんらかの意義があると考えられている。
最近の研究では、緑茶は減量用処方箋薬と同等またはそれ以上の効果があることが判明しており、脂肪減少に関する限りECA(エフェドリン、カフェイン、アスピリン)に匹敵する作用があるらしい。その上緑茶は心血管系に対する有害効果(心拍数と血圧の上昇など)やCNSへの副作用(エフェドリン使用にしばしば伴う過剰な興奮やイライラ)を起こさない数少ない脂肪減少サプリメントの一つなのだ。
緑茶は複数の経路から脂肪減少を促進すると思われる。長年緑茶のサーモジェニック(発熱)効果は当然その含有カフェインのみによるものだと決め込まれていた。ところが緑茶に関して行われた画期的研究のうち少なくとも1件が、このハーブはカフェインだけでなくもっと強力な武器を備えていることを証明したのである。
特に緑茶エキス:カフェイン150mg、EGCG270mg含有の24時間エネルギー消費量に対する影響をプラセボと比較した研究が一件ある。カフェインだけでもエネルギー消費がプラセボ(この研究では統計的有意性は認められていない)よりも0.6%上昇したが、緑茶エキスでは3.5%もの上昇が見られた。更にプラセボ群のエネルギー消費の31.6%が脂肪の酸化によるものであったが、緑茶投与群では41.5%であった。これはこのエネルギー消費量が脂肪の分解によるもので、筋肉の分解によるものではないことを示しており、ダイエット中のアスリートには嬉しい話だ。そして更に素晴らしいことはこの発熱効果の上昇は心拍数の増大を伴わないとういう発見で、これで緑茶が他のサーモジェニック剤よりも確実に安全であることが分かった。
研究者達は、緑茶に含まれるEGCGカテキンはカテコール‐O‐メチルトランスフェラーゼ(COMT)と呼ばれる酵素を阻害して、脂肪減少に最も大きな影響を持つと結論している。COMTは体内で最も重要な脂肪分解ホルモン、ノルエピネフリン(NE)を分解する酵素なのだ。カフェインもフォスフォジエステラーゼ(脂肪分解経路の先のcAMPを分解する酵素)を阻害して、相乗的役割を果たす。
その上緑茶は脂肪の消化に使われる酵素、リパーゼを阻害して食物脂肪の消化を防ぐことが分かっている。リパーゼが阻害されると吸収される脂肪が減り排泄される分が多くなるのだ。
最後に、緑茶には強力な食欲抑制効果がある。これはNEとドーパミンが増加するということで一部説明がつくが、それ以上の活性メカニズムについてはまだ仮説に止まっている。具体的には、特定のポリフェノールが食物摂取を抑制するホルモン、コレシストキニン(CCK)のレベルを上昇させることが知られている。
発表されたデータに従い、少量のカフェイン(150mg)と一緒に270mgのEGCGを摂取すれば、筋肉を維持しながら脂肪減少を促進できるようだ。このEGCGの用量は、ソースナチュラルズのグリーンティーエキス約8タブレットに相当する分量である。ソースナチュラルズの製品は力価の高い高度に標準化された緑茶エキスで、1回分に16mgのカフェインに加え、70%のEGCG含有量が保障されている(これは他のほとんどの緑茶製品を上回る量である)。
この他の発表済みの研究では、全用量をなるべくワークアウトや有酸素運動の前に一度に摂取する投与パターンが最も効果的であることが示唆されており、それ以下の用量では排泄されてしまうが、用量が大きいと血漿中のEGCG濃度が有意に高まるという結果が出ている。
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