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| オンライン記事 |
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| 脂肪減少の忘れられた要因 |
| デービット・ホルトン |
| 今日では脂肪減少の様々な方法、あるいは少なくとも脂肪をコントロールする方法を知らない人は殆どないだろう。いや、大抵の人は「知っている」と思っている。カロリー・炭水化物摂取量を制限し、有酸素運動量およびタンパク質の摂取量を増加させ、そしてエフェドリンやカフェインなどのサーモジェニックファットバーナーを摂れば、望ましくない体脂肪は急速に減少すると思っている。ところが脂肪との戦いで見過ごされ勝ちな非常に重要な要素に気付いている人は案外少ない。それは、「至適なホルモンバランスが脂肪減少に与える大きな影響力」である。
多くのアスリートがこの事実に気付いていない理由は、脂肪減少のサーモジェニックな面(代謝率の上昇)ばかりが強調され過ぎているためだ。代謝率を上昇させる事は脂肪燃焼にかなり効果的ではあるが、脂肪減少全体から見ればただの一部に過ぎず、そのためダイエットをしてもその恩恵を充分に受けられないでいる人が多い。
脂肪減少のもう一つの重要な要素とは、カロリー制限中の至適なホルモンバランスである。 私達の身体は体重を一定に保つための複雑な制御システムを持っている(「セットポイント」と呼ばれることもある)。
生存のための適応、ホメオスタシスの状態を維持するために、身体は様々なホルモンや化学伝達物質を使ってカロリーの制限に反応し、食欲を増進し、代謝率を低下させていつもの体重を維持しようと努める。
そしてその反対は、バルクアップ期間中にどうしても体重が増えない時に見られる。カロリー摂取量を増した結果、食欲の減退が起こり代謝も亢進するのだ。
ここでは脂肪減少の促進や抑制に関与する主要ホルモンの幾つかに焦点を当て、それらの至適なバランスの維持に役立つ栄養サプリメントを紹介したい。 |
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| レプチン
レプチンは構造的にサイトカインの類に属し(1)、主に脂肪組織で合成される。 レプチンは体内の脂肪調節の主要伝達物質で、毎日食べる食物の量から受け取る指令を伝え、それに応じて体内のホルモンレベルを調節するのである。
カロリー摂取量が低下すると、レプチンは脂肪減少に関与するホルモンを調節するが、レプチンによって調節されるホルモンには甲状腺ホルモン、コルチゾール、テストステロンなどがある。
レプチンの低下によってダイエットの横這い状態が起こるのは厄介な事だが、それ以上に困るのはレプチンの低下がエネルギーの燃料源として脂肪の代りに筋肉の分解を加速することだろう。その結果起こる筋肉の喪失は、ダイエット中のボディビルダーにとって大きな悩みの種となる。 |
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役に立つサプリメント
現在のところ、レプチンの至適レベルを維持する一番の方法は、「チート・デー(Cheat Day)」とか「カーボアップ・デー」などで知られている一時的 「リフィード」(再給餌)しかない。短期的な炭水化物のリフィードは一時的にレプチンのレベルを上昇させ、それが再び脂肪燃焼を活発化して筋肉を保存することが研究によって明らかにされている(2)。一般的には週に一度のリフィードが推奨されており、体脂肪率の低い(6〜8%)人では週に2回が適当とされている。それから毎日少なくとも15〜30mgの亜鉛と400〜800IUのビタミンEを摂る事も忘れないようにしたい。
また硫酸グルコサミンがレプチンのレベル維持に潜在的に有益であることを示した研究もあり、シネフリンも何らかの効果があると考えられている。今のところダイエット中のレプチン
レベルを保つためのサプリメントはたった一つ、レプティジェンと呼ばれるアバントラブズ(Avant Labs)社の製品があるだけである。 もしレプティジェンが期待通りの効果を持つなら、効果的だが「2歩進んで1歩後退」のプロセスになりやすい周期的なリフィードの必要性も減るかも知れない。 |
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テストステロン
普通、男性が女性よりも筋肉質で筋力も大きいのは、男性にはテストステロンが多いためだ。 また一般的に男性が女性よりも脂肪が少ないのも、テストステロンその他DHEA(デヒドロエピア塔hロステロン)などのアンドロゲンホルモンが多いからである。
成人男性の身体は毎日2.5〜11mgのテストステロンを産生するが、女性ではわずか0.25mgにすぎない。 テストステロンの脂肪減少効果は、細胞内の脂肪減少反応を加速する脂肪細胞表面のベータ受容体の増加によるものと見られる。(3)
テストステロンはまた脂肪細胞による脂肪取り込みに関与すると思われる酵素、リポ蛋白リパーゼを阻害して血流からの脂肪の取り込みを防ぐと考えられている。興味深いのは、アンドロゲンレベルの低い男性は腹部に脂肪が着きやすいことを示した研究が幾つかあることで、中高年の男性に脂肪の沈着が大きいのはテストステロンの低下に関連していると結論できる。 |
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役に立つサプリメント
テストステロンのレベルを上昇させると宣伝しているサプリメント(トリビュリステレストリスなど)はワンサとあるが、私が使用価値があると考える製品は以下の通りわずかしかない。
必須脂肪酸(EFA): ごく最近まで、食事から殆どすべての脂肪を追放するようにマスコミがやかましく騒いでいた。この習慣は、筋肉の新生や脂肪の燃焼どころか健康増進に最適な方法とは言えない。昔からのボディビルダーやアスリートで、脂肪の摂取を拒む人達はその点、損をしている。必須脂肪酸とその人体生理における役割に関する最新の研究がついに一般大衆にも知れ渡るようになれば、アスリートの食事に含める脂肪に対する認識は全面的に変わってしまうだろう。脂肪はホルモンの産生に不可欠である。
脂肪の摂取量を増やせばテストステロンの産生も増加するとまでは言わないが、食事で脂肪を制限するとテストステロンが低下することを示した研究が幾つかあることに注意したい。これはダイエット如何にかかわらず、どうしても防がなくてはならないことは明らかだ。
脂肪制限中の遊離テストステロンの低下は、おそらく性ホルモン結合グロブリン(SHBG)の増加によるものだ(4)。SHBGは筋肉成長に有益な血中テストステロンと結合し、それを無効にしてしまうタンパク質である。
そのためSHBGが多いほど、テストステロンのバイオアベイラビリティが低下する。そして遊離テストステロンのレベルが低いほど、腹部に脂肪が沈着しやすくなるのだ。テストステロンを高濃度に維持するためには、フラックス(亜麻)油や魚油を含む混合油から充分なEFA(必須脂肪酸)を摂取することをお薦めする。
私が推薦するEFAはDr.マウロ・ディパスカレの会社APTの製造で、品質が高く脂肪酸の比率も精密なEFA+だ。EFAサプリメントの一般的な推奨用量は毎日6〜14gとなっている。
ZMA:もう一つのお薦めはZMAと呼ばれる製品で、特殊な形態の亜鉛(モノLメチオニン亜鉛、アスパラギン酸亜鉛)、マグネシウム(アスパラギン酸マグネシウム)およびビタミンB6(ピリドキシンHCl)の特許混合サプリメントだ。
この製品の発明者の出資による2、3件の研究では、就寝前にこのミネラルの混合サプリメントを摂取すればアナボリックホルモンのプロフィールが改善され、筋力も増加することが認められている。(5,6)
ZMAはこれらの特定のミネラルが欠乏しているアスリートには特に効果があるが、バルコラブがNFL選手を対象に血液検査行った結果、本格的な運動選手の殆ど70%に欠乏が認められた。私のお薦め製品は、特許SNACシステムズフォーミュラを成分とするビバリー・インターナショナル社製のBev-ZMAだ。他に期待される新製品はPZNのBetterZ(ベターZ)で、
これについてはwww.performance-zone.co.jp
をご覧頂きたい。 |
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成長ホルモン(GH)
GHもまた組織の成長と脂肪動員に影響するホルモンだ。エクササイズ、血糖の低下、断食などを含む様々な信号に反応して放出される。GHの脂肪減少効果は、インスリンとコルチゾールの抑制、脂肪細胞表面のベータ受容体数の増加、脂肪減少を制限する酵素、リパーゼの刺激などを含む幾つかの作用に関連していると考えられる。 |
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役に立つサプリメント
残念ながら、一貫して体組成とパーフォーマンスに測りうる効果をもたらす程、高度にGHを上昇させる製品は非常に少ない。しかし特にダイエット期におけるGHレベルのバランス維持に、特定のフリーフォームアミノ酸がダイエターのサプリメント武器の一つとして可能性がある。更に研究が必要だが、以下のアミノ酸がGH出を刺激することを認めた研究が1件以上ある。
(但し何の効果も示さない研究結果も同件数あることも付け加えておこう)。 L-アルギニン+L-リジン :
毎日空腹時にそれぞれ1,200mgずつ(7)。
L-グルタミン: 空腹時に2,000mg(8)。
アルギニンとリジンにはビバリー・インターナショナル社のGHファクターをお薦めしたい。L-グルタミンは信用のおけるブランドならどれでも良い。
この原稿を書き終えた時にDr.マウロ・ディパスカレ(医学博士)からエキサイティングな情報を受け取ったのでここに付け加えておきたい。それは博士自身の開発による、注射を使わずにGHを超生理的なレベルに上昇させることの出来る最も効果的なサプリメント、GHブーストと呼ばれる製品に関するものだ。
近々ジャーナルに発表される予定の2件の臨床試験において、GHブーストを6週間投与したところ、血漿GHレベルの劇的な上昇が認められた。最初の被験者のGHレベルはRIA(ラジオイムノアッセイ)では測定不可能で、0.1μg/Lと記録された。成人におけるGHの正常な基準値の範囲は0〜4.0μg/Lなのである。それが6週間のGHブースト投与後、この被験者のGHレベルは6.5μg/Lまで上昇したのだ。
もう一人の被験者は0.2〜7.4μg/Lまで上昇した。 このようなことはサプリメントの世界では前代未聞であり、APTのGHブーストが真に効果的な初めてのGHブースターであることを証明している。 |
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甲状腺
甲状腺から分泌されるホルモンに、サイロキシン(T4)とトリヨードサイロニン(T3)の二つのホルモンがあり、この二つが代謝調節の主要な働きをする。甲状腺ホルモンの脂肪燃焼効果は、細胞のミトコンドリア内の脱共役タンパク質(UPC)
と呼ばれる化学物質を刺激して作用するのだが、これが酸素の消費を増大し代謝率を高めてさらにカロリーを燃焼する。T3もまた白色脂肪組織のベータ3アドレナリン受容体を増加させる事が知られているが(9)、このベータ3受容体の増加はエフェドリンなどの製品を使用した場合、その脂肪燃焼効果を高めることを意味する。
ところが不幸にも、ダイエットで体重が2kg以上減るとこれが甲状腺ホルモン産生を低下させる信号を送り、その結果代謝が低下してカロリーの燃焼を困難にしてしまう。 |
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| 役に立つサプリメント
次の3つの物質は、甲状腺ホルモンをサポートする可能性が高いと思われる。
7-oxo-DHEA(7-keto-DHEA): これはおそらく初めて聞く名前だと思うが、つい最近スポーツサプリメント市場に登場した製品だ。7-keto-DHEAはポピュラーな老化防止サプリメントDHEAの代謝物質なのだが、DHEAと異なりテストステロンやエストロゲンの性ステロイドに転換することがない。そのため普通のDHEA使用に伴う問題が少ないのである。7-keto-DHEAについて特に私が関心をそそられるのは、最近発表された専門的相互評価(peer
review)を受けた臨床試験に於いて、甲状腺機能をプラスに影響することで肥満体の成人の体重と体脂肪が有意に減少したことである。
この研究では、7-keto-DHEAがT3のレベルを17.88%も上昇させることが明らかにされており、 脂肪減少においてもまず良好な結果が得られている。
7-keto摂取群はプラセボ群の殆ど3倍の速さで脂肪を減少した(プラセボ群2.13ポンドに比べ7-keto摂取群6.34ポンドの減少)。 その上、7-keto摂取群は体脂肪率も1.8%の減少を認めた。また7-keto-DHEAはT3のレベルを有意に上昇させたが、TSHやT4には何らの影響も認められなかった。この事は短期では甲状腺機能に対して有害効果はないことを示している。(10)
これらのデータから、ソースナチュラルズの7-keto-DHEA100mgを毎日2回、8週間続けて摂取することをお薦めする。
ガグルステロン : ガグルステロンは、動物実験においてT3とT4の比率および血清T3を有意に上昇させることが明らかにされている。
これは甲状腺ホルモンの実際の分泌量には変化はないが、T4の(より活性の高いT3への)転換が増大したことを示している。ガグルステロンは肝臓におけるフリーラジカルによる損傷を軽減し、その結果肝酵素の活性に変化が生じてT4のT3への転換を促進すると考えられている(11)。
しかしこれらは動物実験の結果であり、人体における研究は未だ行われていないことを了解しておく必要がある。 ガグルステロンを試してみたいなら、純粋なガグルステロンエキスを1日少なくとも75mg摂取することをお薦めする。現在私が気に入っているガグルステロンを含む製品は、SANのナイトロカッツでこれにはフォルスコリン(以下参照)もワまれている。
フォルスコリン: フォルスコリンは多様な生物学的活性のある物質として知られており、アデニル酸シクラーゼとサイクリックAMP(cAMP)を刺激する働きがあることから熱産生の作用もある。一般的にサイクリックAMPの増加は、脂肪組織構成の元凶として知られるトリグリセリドの分解を導く(12)。フォルスコリンの減量メカニズムに関与するもう一つの要因は甲状腺刺激作用で、これも代謝率と熱発生の亢進に寄与すると思われる(13)。研究によれば、フォルスコリンエキスの理想的用量は、1回25mgを少なくとも1日2回
となっている。フォルスコリンを含む製品はPRDのプライムとSANのナイトロカッツをお薦めしたい。 |
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インスリン
インスリンは他のホルモンのレベルとそれらが身体の代謝全体に及ぼす影響を大きく左右する。インスリンは血糖に反応して膵臓から分泌される。血糖が上昇するとインスリンのレベルも上昇し、血流中のグルコースをグリコーゲンとして筋肉や肝臓に貯蔵するが、それらの貯蔵庫が1杯になると、ご存知脂肪細胞に貯め込んでしまうのだ。インスリンは最もアナボリックなホルモンとして知られており、ボディビルダーは筋肉増強のためにこれを調節する(するべきである)のだが、ダイエット期になるとこれが最も手強い敵と化する。
タンパク質合成を促進(有益)する反面、インスリンは脂肪細胞からの遊離脂肪酸(EFA)の放出を阻害して脂肪細胞への栄養素の運搬を助けることにより脂肪合成と貯蔵も促進するのである。 |
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役に立つサプリメント
ダイエット期のインスリン制御に最も効果的なサプリメントは、おそらくファイバー(繊維)であろう。 毎回の食事に繊維(そして少量の脂肪)を加えると、胃腸管での炭水化物の消化吸収が遅れるのでインスリン反応も低下する。
この作用を説明するには、丸ごとの果物とフルーツジュースに対するインスリン反応を比較すると良く分かる。 繊維質を取り除いたフルーツジュースは、丸ごとの果物よりもはるかにGI(グリセミック指数)が高い。
ネイチャーズウェイのシリウム繊維カプセル(2g)や、セロリを2、3本食事と一緒に摂るだけで充分な繊維質が摂取できる。
諸君は多分インスリン感受性を高めたり、グルコース取り込みの促進を約束する多くの製品(アルファ リポ酸、バナジル、クロムなど)の効果について知りたいだろう。これらの製品の働きに関してはまずまずの証拠があるが、どの細胞に作用するかが定かでないのが問題である。
言い替えれば、筋肉細胞(良い)と脂肪細胞(悪い)の両方のインスリン感受性と栄養取り込みを促進する可能性があるのだ。 インスリンのレベルを調節する一番良い方法は、多分炭水化物摂取を減らすことで、その摂取もトレーニングセッション前後に制限することだろう。筋肉細胞のみへの栄養取り込みを増加する方法は、エクササイズによってGLUT-4受容体を活性化する他ない。そういうことで、炭水化物を調節すると共に充分なエクササイズをすることを忘れないようにしたい。
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コルチゾール
コルチゾールはカタボリックホルモン(筋肉の分解を促進する)であるばかりでなく、その過剰は脂肪減少を妨げる。身体がトラウマ、不安、感染症、手術、そして私達には一番重要なエクササイズなどのストレスを受けると、視床下部がストレスホルモンを次々と放出してそれに反応する。CRF(副腎皮質刺激ホルモン放出因子)に始まり、続いてACTH(副腎皮質刺激ホルモン)が放出され、最後にグルココルチコイド(コルチゾールも含む)が生成される。コルチゾールの過剰が脂肪減少を妨げるメカニズムは幾つかある
― インスリン感受性の低下(15)、ソマトスタチン(成長ホルモン阻害物質)放出の刺激によるGHレベルの抑制、不活性T4を活性甲状腺ホルモンT3に転換する酵素産生の阻害などがそうだ。 |
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| 役に立つサプリメント
コルチゾールには重要な抗炎症作用があるため、これを完全に阻害したくはない。むしろ許容できる範囲でコントロールしておきたい。そしてこれに効果的な物質はフォスファチジルセリン
(PS)と7-keto-DHEAだろう。
フォスファチジルセリン(PS) : 伝統的に認知機能に対して使用されてきたこのリン脂質には、コルチゾール抑制の大きな作用もあるらしい。最近の研究では800mgのPSを400mgに分割経口投与したところ、ウェイトトレーニングよって誘発されたコルチゾール分泌を抑制することが分かった。(16)
興味深いことに、PSはコルチゾールレベルが上昇した時にのみこれを低下させ、正常値以下に低下させる事がない。これは願ってもいないことだ。おまけにコルチゾールレベルの低下とともにテストステロンとコルチゾールの比率が上昇するので、アナボリック効果を高める可能性が強い。コルチゾールのレベルは起床時と睡眠のある段階において上昇するため、PSはこれらの時間に摂取するのが理想的だろう。私はチャンピオンニュートリションのコルチスタットPSという製品が気に入っている。
7-keto-DHEA: この物質については既に甲状腺ホルモンに役立つサプリメントとして紹介したが、コルチゾールの抑制にも効果があると思う。コルチゾールや他のグルココルチコイドの上昇は、腹部における体脂肪の再分配の原因になる。これは腹部の脂肪内で不活性の循環コルチゾンをコルチゾールに転換するコルチゾールデヒドロゲナーゼ酵素の増加によるためと考えられている。7-keto-DHEAはコルチゾール
デヒドロゲナーゼ酵素をダウンレギュレートし、腹部におけるコルチゾールの転換を減少させる。これにも再度ソースナチュラルズの7-keto-DHEAをお薦めする。 |
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エストロゲン
エストロゲンを必要とするのは女性ばかりでなく、すべての男性にとってもエストロゲンは必要だ。女性にもある程度のテストステロンがあるように、男性もある程度のエストロゲンを持っている。勿論男性はエストロゲンに対するテストステロンの比率が高く、女性はエストロゲンの比率が高いことは明らかである。人体による臨床試験において、男性の体組成の予測に重要なのはテストステロンのエストロゲン比であることが分かっている。(17)
エストロゲンの上昇はテストステロンを低下させ、体脂肪の増加とインスリン感受性の低下に関連づけられている。(18) 男性におけるエストロゲンの大部分は、アロマターゼと呼ばれる酵素によってテストステロンから転換したものである。アロマターゼとエストロゲンのレベルは男性では加齢と共に上昇するが、アロマターゼ酵素の殆どが脂肪組織に集中しているため、肥満の男性はさらに高いエストロゲンレベルに悩まされる。(19)
健康体の男性はダイエット期であろうがなかろうが、テストステロンとエストロゲンのバランスは必ず正常に保ちたい。 |
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役に立つサプリメント
ダイエット中のエストロゲンレベル調整に特に役立つと思われる製品は以下の二つである。 ジインドリルメタン(DIM):
キャベツ、カリフラワー、ブロッコリなどのアブラナ科の野菜は、エストロゲンの代謝を変えるユニークな植物化学物質成分を有している。そのうちエストロゲンに対して最も活性の高い植物化学物質は、DIMと呼ばれる食物インドールとその前駆体インドール3カルビノールである。エストロゲンは代謝して活性エストロゲンである16-ヒドロキシ化グループ(有害エストロゲン)と、それより軟弱で抗酸化物質としての作用もある2-ヒドロキシ化グループ(有益エストロゲン)の二つの主要グループに分かれる。
有益エストロゲンは活性エストロゲン代謝物質よりもはるかに害が少ないため、DIMはエストロゲンの肥満効果の抑制に役立つと思われる。 DIMの推奨用量は毎日300mgである。
DIMのサプリメントとして私はPRDのプライムが気に入っている。
3,6,17-アンドロステントリオン: エルゴファーム社の新製品6-OXOの活性成分である。 6-OXOは永久非可逆的にアロマターゼ酵素と結合してそれを不活性化し、テストステロンのエストロゲン転換を不能にする。その結果体内のアロマターゼ酵素が一時的に減少し、エストロゲン
レベルの低下に伴ってテストステロンの産生が増大する。(20-25) 6-OXOはダイエット期におけるエストロゲン転換の防止に可能性の高い物質のようだ。エルゴファーム6-OXOの推奨用量は、200〜600mgを夕食と共に1日1回、摂取期間は3〜6週間となっている。 |
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まとめ
お分かりになったと思うが、カロリー制限とエクササイズは、脂肪減少のゲームのたった一部でしかない。 ダイエットを行っている一般の人達の大部分にはまだ殆ど知られていないが、身体のホルモンバランスが脂肪減少のプロセスに重要な役割を担っている。前述のサプリメント作戦の幾つかを利用すれば、ホルモン環境を脂肪貯蔵から脂肪燃焼の環境へと効果的に変化させることができるのだ。それにエクササイズと栄養摂取方法を併せ、諸君のダイエットを次の次元に飛躍さケよう! |
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