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デービッド・ホルトンは、当初は消費者として、以後小売、ディストリビュータから製品開発コンサルタントに至るまで、10年近くも様々な形でアメリカンサプリメント業界に関わってきた。アメリカその他の国々で毎月発表される多くの栄養補助食品の新製品を評価しているが、この「サプリメント・スポットライト」のコラムでは、最も期待できる革新的な新製品を検討する。
Supplement Spotlight
有限会社ボディプラスインターナショナル
代表 デービッド・ホルトン著

一般的に言って、私はGH(成長ホルモン)ブースター的なサプリメントは信用していないのだが、最近注目をそそられた製品が一つある。ホテルの一室でボブ・サップと懇談していた時、テーブルの上にGHブーストのビンがあるのに気がついた。ボブがその製品を誉めちぎったので、私はその開発者であるドクター・マウロ・ディパスカレから直接情報を得ようと思った。ドクター・ディパスカレによると、GHブーストは今市販されているどのGHブースター製品よりも効果的に成長ホルモンの分泌を高める、ユニークな成長ホルモン刺激サプリメントである。また強力なアナボリック成長因子であるインスリン様成長因子(IGF-1)の血清中及び組織中のレベルを高める。成長ホルモンとIGF-1は協働してタンパク質合成を促進し、筋肉の分解を防ぎ、体脂肪を減少させるのである。
GHブーストは、自然のGH分泌を高める幾つかの異なる成長ホルモン放出物質をスタックしたものだ。これらの物質の多くは異なる方法でGH分泌を促進したり(例えばL-ドーパとアルギ二ンがGH分泌を刺激する機序は異なる)、時には相乗的に作用する(例えば、ピログルタミン酸アルギニンとリジンは相乗的に作用してGHを放出することが臨床研究で明らかにされている。) これら幾つもの物質をスタックすることで投与用量を減らすことができ、それだけ副作用の可能性も少なくなる。GHブーストはまた、GH分泌と成長ホルモン放出ホルモン(GHRH)の刺激を阻害するソマトスタチンホルモンの抑制にも効果がある。

GHブーストフォーミュラに含まれるもの:

- アミノ酸:経口摂取した特定のアミノ酸が単独、あるいは相乗的に作用して成長ホルモンの放出を促進することは、多くの研究で明らかにされている。また体内のGH産生の増加は利用された特定のアミノ酸とその比率に依存することも研究で示されている。GHブーストには、L-ドーパ、ピログルタミン酸アルギニン、GABA、グルタミン、グリシン、リジン、オルニシンなどGH促進に最も効果的なアミノ酸が理想的な組み合わせ(数、用量とも)で含まれている。これらのアミノ酸は、直接あるいはGHRHの刺激やソマトスタチンの抑制を介してGHの分泌を刺激する効果がある。
- ウシ初乳:バイオアベイラビリティの高いIGF-1源として働き、GH分泌を高める特定の免疫効果がある。
- フォルスコリン: GHの分泌促進物質(GHブーストの含有物質など、GH分泌を高める物質)への反応を高める他、他のGH促進物質と相乗作用してGH分泌を増加することが研究で示されている。
- アセチルL-カルニチン:この物質はアミノ酸オルニチンと共に、夜間の成長ホルモン放出を促進する新技術の一部だ。500mgのALCと25〜 100mgのオルニチンを就寝前にとれば、夜間のGH分泌が増大すると考えられている。GHブーストの1回分用量にはALC500mgとオルニチン200mgが含まれているが、オルニチンの含有量が多少高いのは、アルギニンなどの他のアミノ酸との相乗効果を考慮しているためだ。またALCが直接にIGF-1濃度を増加することを示したエビデンスもある。
- ウコン:クルクミンとして知られるウコンの活性成分は抗炎症作用を持つ強力な抗酸化物質で、多岐にわたる治療効果がある。GHの分泌は急性および慢性の炎症によってそこなわれるが、ウコンの抗炎症作用はGHブーストの他の抗酸化成分とあいまって、GH分泌に対する炎症の影響を軽減し、結果的に体内のGH濃度を上昇させる。
- ビタミンC、グルタチオン、レスベラトロールなどの強力抗酸化物質:前述のとおり、これらの抗酸化物質は視床下部・下垂体軸への酸化やストレスによる損傷を防ぎ、GH分泌に対する炎症の有害効果を軽減する。
- ピリドキシン(B6)とナイアシン(B3)は体内のGH産生に必要な水溶性ビタミンである。ナイアシンは直接GH分泌を促進する他、アミノ酸のグリシンと共にリラクゼーション効果があり、睡眠を誘うので就寝前に有用である。
- 亜鉛:欠乏している時は特に亜鉛のサプリメントでGHとIGF-1分泌の増加が見られる。
- CDPコリン(シチジン 5-ジフォスフォコリン):人体のGH血清レベルを高めることが幾つかの研究で明らかにされている。
 

以上、この包括的フォーミュラは充実したものと思われるが、さて効果のほどはどうだろう? どんなサプリメントでも二人として同じ反応が現れることはない。とは言うものの、他のGHブースターと異なり、GHブーストの効果に関しては臨床試験が二つも行なわれている。どちらの試験においても、GHとIGF-1のレベルが極少から超生理学的(正常の領域を超える)レベルまで増加した。これまで12人以上を対象に行なった検査所見では、サプリメント摂取後のGHおよびIGF-1レベルはGHブースト使用前のレベルより増加していた。最低上昇率はGHで34%、IGF-1で18%であり、最高は取るに足らぬ量から正常値上限を殆ど100%上回る値まで上昇し、グラフからはみ出てしまった。これらGHの高い測定値が実際筋量と脂肪の減少につながるのかどうか断言するのは難しいが、それでもGHブーストは成長ホルモンを自然に高めたいアスリートや団塊の世代にとっては、今一番頼れる製品のようだ。GHブーストは体内で自然な形で作用するので、GH注射の使用に比べると副作用の可能性が極端に少ない。外因性GHの使用(普通注射による)は体の自然なホルモン産生を減少させるため、体は注射に依存してしまう。そのため注射を中止すると、少なくとも体が再びGHの産生を始めるまでGH欠乏の状態に陥ることがあり、これが長く続くこともある。こういうことは GHブーストをサイクルオフしても起こらない。GHブーストは自然のGH産生を促す働きをし、体のホルモン製造能を高めるからだ。使用を中止すればGHレベルは低下するが、使用前のレベル以下に落ちることはない。

GHは約90%が就眠の約2時間後に放出されるため、GHブーストは就寝前に摂ると夜間のGHピークを高める他1日中GHレベルを高める結果になるので、一番良い。またGHブーストの特定の効果、特にGHRHの増加やフォーミュラに含まれる特定の成分は、リラクゼーション効果があり、就寝前にはありがたい。推奨用法は就寝前の空腹時に3タブレット摂取となっている。
どんなサプリメントもサイクルするのが望ましく、ドクター・ディパスカレはGHブーストを2、3ヶ月オン、1ヶ月オフのようにサイクルすることを薦めている。ボディビルダーにとって、コンテスト前のダイエット期に最適なGHレベルを維持することは特に望ましい。その意味でGHブーストは コンテスト準備の一つに加えるべき製品だろう。


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